第4回「パーキンソン病からの復活」「リハビリ」について考える

リハビリで陥りやすいのが、筋トレと勘違いすることだ。リハビリは、動かなくなった部分を動かせるようにすることで、それが筋肉の衰えからなのか、脳からの指令の電気信号が弱くなり、届かなくて動かせないのかを見極めなければいけない。何でもかんでも動かせばいいものでもない。

歩けない人に「体動かさないとダメよ。散歩したら...」という。歩けない人には歩けない人なりの原因があるのだ。

 

人間の脳は、大脳と小脳で情報交換し合っている。大脳は、全体の指令を出し、小脳は、それぞれの器官から受けた情報を分析して、滑らかな動きになるように調整している。

大脳が何らかの影響で異常が発生した場合、小脳がバックアップする。小脳で異常が発生した場合は、大脳がバックアップする。

 

脳梗塞などの脳の病気に関わるリハビリとは、このバックアップされた情報を引き出す作業だ。歩くを考えた場合、基本的な動作の一つ一つをリハビリで練習するのであり、その動作の組み合わせが歩くということになる。ただ単に足や体が動くからといって歩けるものではない。バランス能力も必要である。

リハビリは、脳の嫌がることはやらない、脳が疲れたら止めることである。少ない回数で、脳が飽きないように工夫しながらやることが大切である。

 

骨折などのケガからのリハビリは、また別である。

 

これはあくまでも私の考え方であって、医学に基づいたものではない。